在日ドイツ商工会議所は、この度『日独スマート農業シンポジウム』を東京・大手町で開催いたします。「未来の農業」をテーマに、日本とドイツにおけるスマート農業の現状と展望、スマート農業技術の導入や普及について日独双方の立場を明らかにします。またこれにより両国の企業や研究機関、公的機関の相互関係が深まることが期待されます。ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)、ドイツ・ニーダーザクセン州に所在するクラスター、アグロテック・バレー・フォーラム(Agrotech Valley Forum)と共に皆様のご参加をお待ちしています。
日時・場所
2023年5月23日(火)13:30~19:00(日本時間)
AgVenture Lab(アグベンチャーラボ)| 大手町ビルヂング9階
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1
プログラム
※プログラムは予告なく変更する場合があります。
参加企業・研究機関紹介
アルファベット順。名称をクリックするとそれぞれのウェブサイトにリンクします。
名称 | 紹介 |
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Agravis Raiffeisen AG(アグラヴィス社) | AGRAVIS Raiffeisen AGは、農産物、動物飼料、農業技術における近代的な農業商社です。また、エネルギー、建設サービス、DIY市場の分野でも活動しています。6,600人以上の従業員を擁するアグラヴィスは、94億ユーロの収益を上げ、この分野ではトップクラスの企業となっています。アグラヴィスは主にドイツで事業を展開し、ドイツ全土に400以上の拠点を有しています。また、20カ国以上の子会社や関連会社を通じて国際的な事業活動を行い、世界100カ国以上で輸出活動を行っています。本社はミュンスター。 |
CLAAS KGaA mbH(クラース社) | クラース社は世界有数の農業工学機器メーカーで、1913年に設立された家族経営の企業です。ドイツのハルゼヴィンケルに本社を置くクラース社は、ヨーロッパのコンバイン市場を牽引していますが、自走式飼料収穫機分野では世界を代表する存在です。トラクター、農業用ベーラー、収穫機といった分野で国際的に事業を展開し、成功を収めているだけでなく、最新技術を駆使した農業情報技術も取り揃えています。 |
DFKI (German Research Center for Artificial Intelligence)(ドイツ人工知能研究センター) | ドイツ人工知能研究センター(DFKI)は1988年以来、非営利の官民パートナーシップ(PPP)として運営されています。現在、カイザースラウテルン、ザールブリュッケン、ブレーメン、オルデンブルク、オスナブリュックの拠点のほか、ベルリンとダルムシュタットに研究所、そしてリューベックとトリアーに支社を構えています。科学的卓越性と商業的志向の価値創造を社会的認識と結びつけ、国際的な科学界から主要な『Center of Excellence』として認識されています。人工知能の分野では、30年以上にわたって人間中心のAIという目標に焦点を合わせ、本質的で未来志向の応用分野や、社会的に関連性の高いテーマに取り組んでいます。現在、65カ国以上から集まった約1,460人のスタッフとともに、DFKIは明日の革新的なソフトウェア技術の開発に取り組んでいます。2021年の財政予算は7,630万ユーロでした。 |
ECOS Consult GmbH(エコス社) | エコスは、日独両国に特化したプロジェクト開発、コンサルティング、リサーチを提供しています。1988年の創業以来、特に環境・エネルギー技術の分野で日独間の経済協力を推進してきました。 |
GRIMME Landmaschinenfabrik GmbH & Co. KG(グリメ社) | ジャガイモ、ビーツ、その他の野菜を扱う技術分野において、150種類以上の機械を製造するグリメ・グループは、業界で最も充実した製品ラインナップを揃えています。グリメ・グループの製品は世界120カ国以上で販売されており、イギリス、フランス、デンマーク、ポーランド、アイルランド、オランダ、ロシア、アメリカ、中国、ベルギー、トルコなど成長著しい市場には販売・サービス子会社が置かれています。グリメ・グループは全世界で2,850人以上の従業員を抱え、そのうち1,450人がダンメの本社で働いています。2021年の売上高は5億5,700万ユーロに達しました。 |
Group Schumacher(グループ・シューマッハー) | グループ・シューマッハーは農業機械事業におけるリーディングカンパニーです。独自性をもった中堅企業として、収穫機用の部品やシステムに特化しています。『SCH』『EWM』『Rasspe』『Radura』(すべて登録商標)といったドイツの伝統ある企業やブランドを基盤に、顧客のニーズに合わせた製品やサービスを世界中の主要な収穫地で提供しています。 |
IAV GmbH(IAV社) | 世界的なテクノロジープロバイダーとして、自動車、農業、エネルギーの各分野で持続可能なソリューションを提供しています。食糧危機、気候変動、資源不足、環境保護などの様々な問題を抱える農業分野に対し、問題解決のためのソリューションを提供することで貢献しています。 |
Innovationszentrum Niedersachsen GmbH(ニーダーザクセン・イノベーションセンター) | ニーダーザクセン・イノベーションセンターは、ニーダーザクセン州の経済発展戦略において不可欠な存在です。雇用の創出確保のためイノベーションを発展させ経済を支えることを目標とし、戦略的・技術的にコンサルティングするニーダーザクセン州政府の外郭団体です。各分野に特化するのみならず横断的に経済促進のネットワークを展開することで、経済・科学・政治の各分野に影響がもたらされ、それが最先端キーテクノロジーの開発普及へと繋がります。技術移転を最適化し、ニーダーザクセン州内の企業の技術・社会革新プロジェクトの実施と発展を支援しています。 |
Maschinenfabrik Bernard Krone GmbH & Co. KG(クローネ社) | Maschinenfabrik Bernard KRONE GmbH & Co. KGは、ドイツ・シュペレに本社を置くKRONEグループの一員で、飼料収穫技術の実績あるスペシャリストです。ディスクモア、ロータリーテッダー、ロータリーレーキ、フォレージワゴンとトレーラー、ロールベーラーと大型スクエアベーラー、プレモスペレットプレス、2台の自走式マシンのBiG MやBiG X等の製品を取り扱っています。現在クローネ社では、世界で最もパワフルな農業機械を製造してます。 |
Osnabrück University of Applied Sciences(オスナブリュック応用科学大学 農学・造園学部) | 農学・造園学部はオスナブリュック応用科学大学の一学部です。1949年、オスナブリュック応用科学大学園芸学部の開校に伴い、ハステキャンパスが開設されました。以来12の学士課程、7の修士課程に、2700人以上の学生が在籍する今日の規模にまで発展しました。 |
Vogelsang GmbH & Co. KG(フォーゲルザング社) | フォーゲルザング社は、1929年にドイツのニーダーザクセン州に設立された革新的な家族経営の企業で、廃水、農業、バイオガス、工業、輸送技術などの分野で使用される最先端かつ高品質な機械とシステムソリューションを開発、製造、販売しています。 |
クラスター紹介
Agrotech Valley Forum e.V.(アグロテック・バレー・フォーラム)
ドイツ北西部、ミュンスターからオルデンブルクにかけての地域は、ドイツで最も集中的に農業が行われている地域のひとつとされています。このいわゆるアグロテックバレーには、農産物の生産から加工技術、食品産業までのバリューチェーン全体が、主要な研究機関を含めて高密度に配置されています。ここはヨーロッパの中でもユニークな経済圏で、農業の実践を広範囲に改善する最良の条件を備えていると同時に、国際的な知名度を持つ強力な協力プラットフォームもあるのです。例えば、農業・食品産業の企業、研究・教育機関、地域当局が参加するクラスター『アグロテック・バレー・フォーラム (AVF) 』は2019年に設立されました。このネットワークは、ドイツ北西部の農業を中心に数十年にわたり発展してきたオーナー企業が主体の農業システム技術クラスターを制度化したものです。
農業・食品産業のデジタル変革を背景に、AVFは産官学の境界を越えて、産業が直面する課題に共同で取り組んでいますが、その際、農業研究と農業技術の革新、ならびに将来のデジタルバリューチェーンへの効率的な統合に重点を置いています。AVFの活動分野は、産業界の専門家と科学者の利害を調整し、協力を確立すること、および研究開発プロジェクトの開始、サポート、実施にあります。
AVFは、革新的な技術を早い段階で研究室からフィールド移転をサポートします。そのために、AVFは国内外の専門家グループ、経済振興団体、農業・食品産業分野のビジネス団体と協力関係を維持しています。
主催・運営
主催
経済振興機関
クラスター
運営
在日ドイツ商工会議所 (AHK Japan)
後援
ベネディクト ライフェンラート
コンサルタントDEinternational ビジネスサービス