日独船舶・造船産業シンポジウム（オンライン）

ドイツから船舶・造船企業11社の来日（オンライン）に伴い、在日ドイツ商工会議所では、日独の造船分野では初めてオンライン形式で12月2日・3日にシンポジウム、その後12月16日までの日程で個別ミーティング（オンライン）をアレンジします。新型コロナウィルスの世界的感染拡大の影響で国際間の移動がままならない状況ですが、これまでと変わらず日独経済を支援していきます。なお、今回のイベントはドイツ連邦経済エネルギー省助成政策におけるマーケット・エントリー・プログラムの一環として開催します。

場所

オンライン (Zoom)

日時

【DAY1】2020年12月2日（水）15時30分～17時50分 (JST) ／ 7時30分～9時50分 (CET)

【DAY2】2020年12月3日（木）15時30分～18時00分 (JST) ／ 7時30分～10時00分 (CET)

使用言語

日独同時通訳

参加費

無料

参加申し込み

イベントは終了しました。

定員100名

背景

地域クラスターとのコラボレーション

今回のシンポジウムでは、長崎海洋産業クラスター形成推進協議会、神戸市にもご協力をいただき、日本でも造船産業の盛んな地域の特色も活かしつつ、視察旅行さながらに産業立地の理解も進むことが期待されています。これまで都心部以外での開催が難しかった日独シンポジウムも、オンラインで開催することにより、更に広がりのある日独経済交流が実現できると確信しています。

日独の船舶・造船産業

ドイツと日本では共に船舶・造船産業が発展し、高度経済成長時代を支えてきました。技術的に世界をリードする両国の造船・舶用産業ですが、今日では韓国や中国をはじめとする新興国の追い上げにより厳しい競争下にあるのも事実です。世界に占めるシェアは16％（日本、2019年新造船受注量）ですが、日独両国とも約10万人が造船・舶用工業に従事しており、グローバリズムの中で新たな活路を模索しています。今後は、海洋資源の開発、環境技術やエネルギー効率化、そしてデジタルトランスフォメーションが進展するなかで、技術立国である日本とドイツが協力することによって得るポテンシャルは大きいと考えられます。

プログラム

日本時間	【DAY1】12月2日（水）
15:30-15:35	開会の辞	Ms. ビルギット・マイアースベルガー／ドイツ連邦経済・気候保護省
15:35-15:40	ご挨拶	Mr. マークゥス・シュールマン／在日ドイツ商工会議所／専務理事
15:40-15:50	基調挨拶	小林英一氏／ NPO法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会／誘致部門長/神戸大学名誉教授
15:50-16:05	基調講演	「欧州と日本の海事産業。世界的な貿易不安の中での連携強化」 Dr. ラインハルト・ルケン／ VSM（造船・海洋技術協会）／専務理事
16:05-16:20	招待講演	「日本造船業の現状と展望」岩本洋氏／一般社団法人日本造船工業会／国際部会長
16:20-16:35	企業講演	「GISMAコネクタソリューション－海洋機器のキーコンポーネントとして」 Mr. トビアス・フェリック／ GISMA Steckverbinder GmbH ／社長
16:35-16:50	企業講演	「ボールバルブのラインとアイデア」 Mr. ルードヴィヒ・キルヒホフ=ステヴェンス／ Rötelmann GmbH ／社長
16:50-17:05	企業講演	「RUD社のラウンドリンクスチールチェーン・ドライブシステム "TECDOS"による信頼性の高い移動・昇降ソリューション」 Mr. アレクサンダー・プロス／ RUD Ketten Rieger & Dietz GmbH u. Co. KG ／営業部長
17:05-17:20	企業講演	「オフショア・リフティング・ソリューション」 Mr. トーステン・ヴェセルス／ d-i davit international-hische GmbH ／セールスマネジャー
17:20-17:35	企業講演	「造船および海洋産業向けのスタッド溶接による高速ファスニングシステム」 Mr. マルテ・セイエン／ Hilbig GmbH ／社長
17:35-17:50	質疑応答

日本時間	【DAY2】12月3日（木）
15:30-15:35	開会の辞	Dr. ルーカス・ヴィトスアスキー／在日ドイツ商工会議所／副専務理事
15:35-15:45	基調挨拶	垣内正雄氏／神戸市／新産業部長
15:45-16:05	基調講演	「日本市場に向けた高品質な商品と融資」 Mr. ザルコ・クネツビッチ / VSM（造船・海洋技術協会）/ プロジェクト・リーダー GeMaX (ドイツ海洋エクスポート・イニシアテティブ) Mr. クラウス・シュミッドベルガー / Maritime Industries KfW IPEX-Bank GmbH / 副社長、ドイツ造船・海事サプライ産業
16:05-16:20	企業講演	「持続可能で経済的に実現可能なクリーン燃料への移行をめざして ―船舶と発電分野における次世代のコスト削減と排出量削減」 Mr. マルク・シマ／ Fuelsave GmbH ／ CEO
16:20-16:35	企業講演	「OpenPDM SHIP - 海洋・オフショアにおけるデジタルスレッドを実現する」 Mr. マティアス・グラウ／ PROSTEP AG ／キーアカウントマネジャー
16:35-16:50	招待講演	「川崎重工業の液化水素運搬船開発について」稲津晶平氏／川崎重工業株式会社／船舶海洋カンパニー技術本部液化水素運搬船開発部
16:50-17:05	企業講演	「耐火性バルクヘッドシール A60 – ひとつのユニークなソリューション」 Mr. トビアス・ミューラー／ ProfiSeal GmbH ／社長
17:05-17:20	企業講演	「海事ITストラクチャの現在と将来の要件」 Mr. クリストフ・ニーンドルフ／ Veinland GmbH ／営業部長
17:20-17:35	企業講演	「燃焼には未来がある！ -船舶における燃焼技術、ガス・排ガス処理」 Mr. フランク・ナイツェル／ Saacke GmbH ／営業部長
17:35-17:50	企業講演	「マリン・アプリケーションのためのFlexiCAM CNCルータ」 Mr. ジョン・マッコール／ FlexiCAM GmbH ／ビジネス・デベロップメント・マネジャー Mr. アレクサンダー・フォーゲル／ FlexiCAM GmbH ／マネージング・ダイレクター
17:50-18:00	質疑応答

※プログラムは予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

参加企業紹介

会社案内・サービスカタログ (PDF)

電気コネクタ、光コネクタ、ハイブリッドコネクタといった各種水中コネクタの開発、設計および製造。海運、海洋石油・ガス開発、造船、再生可能エネルギー、海洋研究、養殖漁業、エンジニアリング産業に製品を提供。

会社紹介 (PDF)

２方向および多方向ボールバルブ、ボールバルブ機能システム、計装用ボールバルブ、油圧アクチュエータ、バルブ、アタッチメント、付属品および特殊ソリューションを提供。

会社紹介 (PDF)

丸型スチールチェーン、スリング、タイヤ・ホイール用滑り止めのメーカー。船舶用のタフな駆動システムも製造。

会社紹介 (PDF)

ハイテクな燃焼技術により、サステナブルなクリーン燃料転換を可能にする内燃機関技術を提供。燃料消費量の節約、経費の削減、排出量の削減を実現する。燃料消費を10％削減し、同時に排出量も削減（二酸化炭素8-15%、NOX30-80%、PM40%、BC33%削減)することで、経済的に実行可能で持続可能なクリーン燃料への転換を実現。

会社紹介 (PDF)