日独洋上風力シンポジウム(オンライン)

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日時
【DAY1】2021年2月25日(木)
15時30分~17時30分 (JST) / 7時30分~9時30分 (CET)

【DAY2】2021年2月26日(金)
15時30分~17時30分 (JST) / 7時30分~9時30分 (CET)


開催方法
オンライン (Zoom)


使用言語
日英同時通訳

参加費
無料


参加申し込み
申し込みは締め切りました。

シンポジウム開催背景

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、大量導入が可能な洋上風力発電は、日本において導入拡大が大きく期待されている電源です。2019年4月には「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」が施行されるなど、法的な枠組みが着実に整備されています。また昨年末には政府と産業界の会合において、2030年までに10GW、2040年までに30~45GWの導入目標について合意がなされました。

一方ドイツの洋上風力発電においては、2019年前半には合計252MWの発電施設が新たに運用開始され、これによりドイツ内ではすでに約6,6GWが洋上風力発電施設由来となっています。またドイツ政府は、2030年までに洋上風力発電総出力15GWまでの拡大を計画しています。

将来の気候変動問題や潜在的なエネルギー問題を克服するためには、洋上風力分野のさらなる発展が必要不可欠です。洋上風力導入量において先行し、経験とノウハウを有するドイツと、高い技術力と市場性を持つ日本との経済交流を促進することは、コスト削減やや技術的な問題解決に資するだけでなく、気候変動やエネルギー問題克服へも資するものです。

プログラム

【DAY1】「洋上風力発電の開発 リスク、機会、チャレンジ(仮)」

欧州時間

日本時間

 

7:30-7:40

15:30-15:40

開会の辞

在日ドイツ商工会議所
副専務理事
Dr. ルーカス・ヴィトスアスキー

エクラリオン社(eclareon GmbH)
プロジェクトマネージャー
セバスチャン・ウルム
ドイツ連邦経済・気候保護省「イニシアチブ・エネルギーソリューションズ・メイド・イン・ジャーマニー」

7:40-7:45

15:40-15:45

挨拶

日本風力発電協会(JWPA)
代表理事
加藤 仁

7:45-8:00

15:45-16:00

基調講演
「風力発電所建設前の準備と最適化」

フラウンホーファー風力エネルギーシステム研究所(IWES )
空気力学、CFD、確率的ダイナミクス部部長
Dr.ベルンハルト・シュトーベサンド

8:00-8:15

16:00-16:15

基調講演
「日本の洋上風力の現状・展望」

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 
再生可能エネルギーユニット ユニット長
Dr. 仁木 栄

8:15-8:25

16:15-16:25

企業講演
「オフショア風力エネルギー」

ONP Management GmbH
エリアマネージャー・アジアパシフィック
ミヒャエル・ベルゲス

8:25-8:35

16:25-16:35

企業講演
「洋上風力における入札の最適化」

Deutsche Windguard GmbH
ビジネス開発部部長
ライフ・レーフェルト

8:35-8:45

16:35-16:45

企業講演
「ホリスティック・ライフサイクル・マネージメント」

clockworkX GmbH
COO
マヌエル・グラームリッヒ

8:45-8:55

16:45-16:55

企業講演
「再生可能エネルギーシステムの高電圧試験」

HIGHVOLT Prüftechnik Dresden GmbH
エリアセールスマネージャー
マーティン・ブッシェンドルフ

8:55-9:25

16:55-17:25

パネルディスカッション
「洋上風力発電の開発 ‐ リスク、機会、チャレンジ」

 

9:25-9:30

17:25-17:30

閉会の辞

在日ドイツ商工会議所

【DAY2】「洋上風力発電の運用とメンテナンスの課題 持続的で安定エネルギーへ(仮)」

欧州時間

日本時間

 

7:30-7:40

15:30-15:40

開会の辞

在日ドイツ商工会議所
副専務理事
Dr. ルーカス・ヴィトスアスキー

エクラリオン社(eclareon GmbH)
プロジェクトマネージャー
セバスチャン・ウルム
ドイツ連邦経済・気候保護省「イニシアチブ・エネルギーソリューションズ・メイド・イン・ジャーマニー」

7:40-7:45

15:40-15:45

挨拶

独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
理事
星野 芳隆

7:45-8:00

15:45-16:00

基調講演
「風力発電所建設後の分析」

フラウンホーファー風力エネルギーシステム研究所(IWES )
Dr. ベルンハルト・シュトーベサンド
空気力学、CFD、確率的ダイナミクス部部長

8:00-8:15

16:00-16:15

基調講演
「Issues in Offshore wind O&M in Japan」

株式会社特殊高所技術
取締役
齋藤 薫

8:15-8:25

16:15-16:25

企業講演
「オン・オフショア風力発電所向けの運転・保守管理ソフトウェア」

GreenGate AG
セールスエンジニア
トーマス・ゼップ

8:25-8:35

16:25-16:35

企業講演
「洋上風力発電所の構造ヘルスモニタリングシステム」

Wölfel Engineering GmbH + Co. KG
洋上風力部部長
べアント・ウォルフェル

8:35-8:45

16:35-16:45

企業講演
「Skylotecによる洋上風力発電に特化した落下防止ソリューションへの洞察–ローカルでの使用に対する世界的な需要」

Skylotec GmbH
キーアカウントマネージャー
マーティン・シュミッツ

イオスエンジニアリング&サービス株式会社
取締役副社長
赤羽 博夫

8:45-8:55

16:45-16:55

企業講演
「風力タービンの歯車とベアリングのより高い信頼性と長寿命化を実現するために」

REWITEC GmbH
代表取締役
シュテファン・ビル

8:55-9:25

16:55-17:25

パネルディスカッション
「洋上風力発電の運用とメンテナンスの課題 ‐ 持続的な安定エネルギー供給へ」

 

9:25-9:30

17:25-17:30

閉会の辞

在日ドイツ商工会議所

※敬称略
※プログラム内容は予告なく変更になる場合があります。

参加企業

ClockworkX GmbH(クロックワークス社)

風力発電に関する資産管理ツールの提供とコンサルティングを行っています。

・メンテナンス戦略の作成
・ライフサイクル記録および迅速な記録検査のためのソフトウェア
・風力タービン用のセンサーソリューション
・すべてのシステムを評価するための人工知能を含むデータ分析

Deutsche WindGuard GmbH(ドイツ・ウィンドガード社)

「世界のエネルギー需要の80~90%を自然エネルギーで」を目標に、投資家・開発者・製造業者・行政そして企業で決定権をお持ちの方へ、風力発電についての豊富な専門知識を提供。技術評価・検証から風力・海洋エンジニアリング、プロジェクト管理・品質保証、検査に至るまで、偏りのない独立したコンサルティング、科学的な技術・運用サービスを提供。ドイツ、米国、中国、インドの拠点より170名を超える経験豊富なスタッフが、入札プロセスから資産の信頼性の高い長期的なパフォーマンスなどを通して、あらゆる規模のプロジェクトを陸上・洋上そして世界各地にて専門的に管理。

GreenGate AG(グリーンゲート社)

O&M管理ソフトウェアにより、広範囲に散在する風力発電機の保守や、運転の安全確保、技術者の配置計画やタスク処理、トレーニング、パーツの保守・修理、倉庫管理、輸送機器の配置など、風力発電プロジェクトのあらゆる面で効率化をサポート。

HIGHVOLT Prüftechnik Dresden GmbH(ハイボルト社)

高電圧変圧器、電源ケーブル、開閉装置などの送電設備試験用の高電圧・高電流試験装置を開発・製造。オフショアの分野では、最大66kVのインターアレイ・ケーブル用にモジュラー方式の試験装置を提供。2010年より日本でも納入実績多数。

ONP Management GmbH(ONPマネジメント社)

洋上風力、グリーン水素、海洋インフラの分野での豊富な経験とノウハウを持つONP社のサービスは、開発から建設・運用・解体まで、洋上風力プロジェクトのライフサイクル全体をカバー。ドイツ・中国・台湾・米国のデベロッパー、ECIコントラクター、投資家がONPのサポートにより多くの洋上風力発電所を各国で実現。日本では2018年から活動しており、港湾プロジェクトや2021年に予定されている公開入札に向けて技術的な専門知識を提供。

REWITEC GmbH(レヴィテック社)

風力タービン専用コーティング剤のメーカーです。コーティング剤DuraGearは潤滑油の性質を変えるのではなく、擦れあう金属表面の構造そのものを変化させます。コーティングプロセスにより、金属表面を修復・保護し、長寿命化を実現することで、メンテナンスコスト削減につながります。

Skylotec GmbH(スカイロテック社)

1947年に設立されたスポーツ及び産業の分野における転落防止および安全システムに対する個人用保護具のマーケットリーダーです。風力発電システムのメンテナンス作業をはじめとした高所作業に用いられる個人用安全具(PPE)の製造及びトレーニングプログラムの提供を行っています。

Wölfel Engineering GmbH + Co. KG(ヴェルフェル・エンジニアリング社)

構造ヘルスモニタリングシステムにより、風力タービンを安全かつ効率的に運転するために必要なコンポーネントの疲労、損傷や耐用年数に関する情報や音響放射の監視に関する専門的なエンジニアリングサービスを提供。AIやデジタルツイン、バーチャルセンサーなどを活用し、高精度のモニタリング、安全で収益性の高い事業を実現。

主催

ドイツ連邦経済・気候保護省

運営

在日ドイツ商工会議所

後援(予定)

独立行政法人 日本貿易振興機構、一般社団法人 日本風力発電協会、一般社団法人 日本風力エネルギー学会