テュフズードジャパン株式会社

会社紹介

テュフズードは、安全、安心、かつ持続可能なソリューションを提供し、信頼されるパートナーであり続けています。試験、検査、認証、そして監査を専門とし、人々や環境、財産をテクノロジーのリスクから守るという理念のもと、1866年以来取り組み続けています。全世界に1,000以上の拠点を置き、25,000以上の従業員と共に活動し、リスク管理や市場へのアクセスを円滑にするという価値をお客様やパートナーに提供しています。テクノロジーの進歩によりもたらされる変化を手助けし、自然界・デジタル界においてより安全かつ持続可能な未来を創造するため、テュフズードはこれからも信頼を提供し続けます。 

アディティブ・マニュファクチャリングビジネス、製品について

テュフズードは、創業150年を超えるドイツの第三者認証機関です。宇宙・航空・自動車・鉄道・産業機器・プラント・医療機器・コンシューマ製品・食品などの産業分野で、安全・品質に関わる試験・監査・認証サービスを提供しています。

近年では製造業のデジタル トランスフォーメーション支援にも力を入れており、その一つにアディティブマニュファクチャリング(AM・3Dプリンティング・積層造形、以下AM)事業があります。それは、AMによる最終製品製造に求められる品質保証の仕組み作りのお手伝と言えます。

生産技術としてのAMは期待感が高まりつつある反面、歴史がまだ浅いうえに、AM特有の品質変動要因も多々あることから、品質に不安を感じる潜在顧客は少なくありません。そこで、AM製品の製造者は、AMの品質保証体制を構築し、その運用能力を維持継続することが求められます。

しかし、AMの品質保証体制には、AM製品の製造者およびAM製品の購入者の双方にとって客観的合理性が求められることは言うまでもありません。しかし、AM製品の潜在顧客が、その判断を行うことは容易ではありません。そこでAMエコシステム全体で機能する客観的合理性を形にしたものが必要となり、国際レベルでAM標準規格の発行、策定活動が積極的に進められています。

テュフズードのAM専門チームは製造業における豊富な経験はもちろんのこと、ISO/TC 261/JG 75 やDIN CEN/TC 438 等の標準規格委員会での活動によりAMに関する最新の技術や規格の動向に精通しており、AM技術を活用した日本のものづくりにおいて、AMの品質保証の仕組みづくりの分野でお役に立ちたいと考え、以下のサービスを提供しています。

■研修(AM人材開発)
 ・eラーニング
 ・オープントレーニング
 ・プライベートトレーニング

■支援・アドバイザリー
・AM関連プロセスの構築・改善の支援
・AM関連品質文書の整備・改善の支援
・AM製品の調達ガイドライン構築の支援
・AM設計ガイドライン構築の支援

     その他、貴社の問題・課題に対し、提案が可能です

■ AM製造センター認証
・AM製品購入者への標準規格に準拠した品質保証体制と運用能力の客観的証明
・品質保証にかかる工数・コストの削減
・規制産業へも対応できる品質・一貫性のある品質を達成できる仕組みづくり

詳細はこちら:  https://www.tuvsud.com/ja-jp/industries/manufacturing/machinery-and-robotics/additive-manufacturing 

今後の展望、日独市場に期待すること

近年、日独市場におけるアディティブマニュファクチャリング(AM)分野の成長は目覚ましく、特に連続生産への技術応用には高い期待が寄せられています。COVID-19の感染拡大はこの成長を遅らせてしまう要因にはなったものの、AM技術の利点―全く新しいデザインの生産が可能になること、サプライチェーンの大幅な簡素化や自社生産につながること―により、成長はすぐにまた軌道に乗るでしょう。AM分野は、製造業全体に占める割合はまだ小さいですが、そのポテンシャルは非常に大きいものです。新しいアプリケーションや、OEMだけでなく中小企業にもこの技術が受け入れられていくことが、AM分野の成長の支えになります。そしてもう一つの重要な側面として言及しておきたいことがあります。それは、AMの成長が環境に大きな影響を与える可能性を持っていることです。必要な部品のみを製造できるということは、材料のムダを大きく減らすと同時に、製造に必要なエネルギーも削減できるということです。これは温室効果ガスを削減し、2030年と2050年の目標を達成するための貢献であり、ひいてはサステナブルな未来を実現するための貢献でもあります。

来場者へのメッセージ

テュフズードは、AMによる最終製品製造に求められる品質保証体制の構築支援を行っております。本イベントでは、AM製品の品質保証の仕組みを考える際に参考となる情報を3つのテーマでお話させていただきます。

■『作業指示書』で変わるAM品質(15:45-16:15)

・最終製品製造はすでにAM用途の第一位となっています。
・AMの量産品質に取り組むにはどこから手を付ければ良いのでしょうか。
・AM特有・量産特有の不具合を事例に、作業指示書で変わる品質について解説します。
 

■『こわさない』AM品質(16:15-16:45)

・「こわしてみないとわからない」AM品質に困っていませんか?
・航空宇宙や自動車、医療機器など品質要求が厳しい規制産業で、すでにAMによる最終製品製造がはじまっています。そこには「こわさない」品質へのアプローチがあります。
・顧客の不安を解消し、AM品質保証に役立つ「こわさない」アプローチについて解説します。
 

■  テュフズード AM製造センター認証(16:45-17:15)

・標準規格および認証ベースによる品質保証アプローチが今後のトレンドに!?
・AM製造センター認証を取得するには?