EOS Electro Optical Systems Japan株式会社

会社紹介

EOSは、金属および樹脂の産業用3Dプリンティング技術で世界をリードする企業です。1989年の創業以来、独立系企業として積層造形(AM)市場を切り拓き、これまでにない総合的なソリューションを提供してきました。EOSの社内外に向けた活動は、すべて企業責任および持続可能性に基づいています。それにより、EOSは顧客と彼らのニーズに強い責任感を持っています。

EOSは、他に類を見ないほどレーザーと粉末材料の相互作用に精通しています。また、産業用3Dプリンティングに関するあらゆる基本的要素も提供しています。システム、材料、プロセスのパラメータをうまく調整して部品品質の信頼性を高め、競争上の強みを決定しやすくなっています。さらに、グローバルサービス、アプリケーションエンジニアリング、コンサルティングを通じて、深い技術知識の提供も行っています。

© EOS Electro Optical Systems Japan K.K.

アディティブ・マニュファクチャリングビジネス、製品について

この複合技術は、業界のバリューチェーンを根本的に変え、将来の生産シナリオに大きな影響を与える可能性を秘めています。設計の自由度、カスタマイゼーション、持続可能性、迅速な製品開発、付随するコストといったメリットがあり、今日の柔軟性の高い製造プロセスに刺激を与えています。

バネやヒンジ結合など包括的な機能面の統合は、部品の設計に直接取り入れることができます。ツールなしで複雑な構造を作成でき、サブコンポーネントを最低限に抑えることができます。

EOSの産業用3Dプリンティングシステムを使えば、変化しやすい市場要件にすばやく対応し、増え続ける最終製品のカスタマイゼーションなどのトレンドにも応じることができます。AM技術でこれらの部品を再現できるようになり、バージョン数が増えることで収益も高まります。

3Dプリンティングは、インダストリー4.0(デジタル革命時代における技術と生産を表す専門用語)の根幹となっています。この第4段階でも、これまでの産業革命と同様に、仕事のあり方に変化が生じています。3Dプリンティング、ロボット工学、AI、技術集中のいずれにしても、デジタル世界との接点が増えることで、既存のものを変えて、新しいものを作り出す新たな可能性が拓かれます。さまざまな中間段階を省き、人間からデジタルへとプロセスをシフトすることで、今後の体制や作業条件に長期的な影響を及ぼしています。

これらの果てしない変化により、従来の生産に関わる一部の作業が減少していき、IT、設計、あるいはまったく新しい活動分野での仕事が生まれます。この技術があれば、膨大な投資を行うことなく会社を設立できるため、デジタル化で生じる労働力削減の流れに対抗する上で3Dプリンティングが一役買うことになるでしょう。この新たな可能性は、場所に関係なく比較的低水準の元手資本で起業する機会を人々に与えてくれます。

来場者へのメッセージ

EOS品質:多岐にわたる経験と最高レベルの製造基準の結果

EOSは付加価値連鎖の各プロセスですべての部品の品質を監視し、関連する製品の認証方法および検証方法を保有しています。

EOSの品質ポリシーは、現在の顧客ニーズと今後の市場需要を早期に察知して、組織面、技術面、経済面で適切なリソースを用いてマッチさせることを目標としています。これこそ企業が長期にわたり成功をおさめて競争していく唯一の方法です。

弊社の品質ポリシーの基本:

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今後の展望および日独市場に期待すること

包括的なエコシステムと、1990年以降、発展を遂げてきたテクノロジーのバリューチェーン全体を網羅する企業ネットワークを基盤とする積層造形(AM)業界。こうした世界的な積層造形技術向上の取り組みをけん引する国の一つがドイツです。AM業界の発展は、先進製造技術における国際競争力を維持しようとするドイツ政府のインダストリー4.0構想とも一致しています。ドイツの積層造形エコシステムは、次世代技術に取り組む世界トップクラスの研究機関と学術研究者、EOS GmbHなどのテクノロジーを産業化するテクノロジーとソリューションのトッププロバイダー、産業セクターにおいて新規アプリケーションを開発するプロのサービスプロバイダー、Siemens PLMなどのデジタルAMワークフローを自動化するソフトウェア企業で構成されています。中でも重要な役割を果たしているのは、AMテクノロジーを採用して製品設計の改革のほか、オンデマンド製造や分散製造などの革新的なビジネスモデルにおいて競争優位性の確立を図る世界クラスの製造OEMです。例を挙げると、イノベーションを加速し、修理や保守費用を削減するためにエネルギービジネスユニットに最先端のAM機器の整備に数百万ドルの投資を行っているSiemens、旧式モデルの代替部品のオンデマンド印刷を手掛けるDB、AMを導入し、自動車部品の大量生産を行うDaimlerやBMWなどの大手自動車メーカーのOEMSなどです。

ドイツとは地球の反対側に位置する日本は、過去数十年間景気が冷え込み、低迷状態が続いているにもかかわらず、高い精度と品質を誇る製造拠点として世界的に知られ、存在感を維持しています。日本の製造セクターは、世界的なサプライバリューチェーンをけん引しています。日本の積層造形産業の発展はドイツと比較するとやや遅れを取っているものの、最新テクノロジーに投資を行っている大手製造OEMの存在によって、現地の積層造形エコシステムが形成され始めているのです。トヨタ、ホンダ、MHI、IHI、KHI、ナブテスコ…例を挙げればキリがありません。当社は、これらのOEMが今後も積層造形テクノロジーを最大限に活かすため、積層造形テクノロジーの新しい投資の波をけん引し、促進することを期待しています。

ドイツ企業としてEOSには、日本のOEMと提携するさまざまなチャンスがあると当社では考えています。グローバルなデジタル製造の新時代の到来に伴う新たなビジネスチャンスの獲得を目指して、EOSは日本市場における投資と拠点を拡大し、実績を共有しながら、共同で現地の積層造形エコシステムの構築しています。

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